2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

内田樹という迷惑・彼女の文学的素養

文学表現について学ぶ内田教授のゼミに入るのは三、四倍の競争率で、内田氏自身が面接試験をするのだそうです。 そのときの基準として、「いじけない」「よく笑う」「こだわらない」というコミュニケーション能力を重視するのだとか。 文学的素養とは、コミ…

内田樹という迷惑・「母」などというものは存在しない

このブログにときどきコメントを寄せてくれるある人は、気が強そうな目の光を持った女が好きだという。 僕も、嫌いじゃない。 単純に生意気だとかそういうことではなく、これもやっぱり「孤立性」の問題だと思う。 内田氏は、社会という群れの中をすいすい泳…

内田樹という迷惑・雌雄の発生2

内田氏は、「生き延びる」ということで「生物学的な」根源を語ろうとする。 だがわれわれは、生き物に「生き延びる」という衝動なんかないし、「生き延びる」ことができないようにできているのが生き物だ、と思っている。 「生物学的な」根源が「生き延びる…

内田樹という迷惑・親族の構造3

ゴリラやオットセイの強いオスがハーレムをつくっているのは、メスに優秀な遺伝子を求める衝動があるからではない。そんな説は、頭の薄っぺらな生物学者が捏造した、たんなるおとぎ話か妄想のたぐいにすぎない。 インテリというのは、自分が優秀な遺伝子を持…

内田樹という迷惑・やっぱり「イエス!」

とうとう、あの「イカフライ」氏からコメントをもらってしまった。 ちょっとどきどきしました。 しかも、イカフライ氏自身のブログに、僕の記事のことが紹介されてありました。 世界は、広いようで狭い。 そりゃあものすごくうれしかったけど、しかし、お礼…

内田樹という迷惑・親族の構造2

親族という関係集団は男どうしが「女を交換する」というところからはじまっている、とレヴィ=ストロースは言っている。 そしてこの言い方にフェミニストが反発し、内田氏は、おまえらあほか、その通りじゃないか、といけしゃあしゃあと言っています。 こん…

内田樹という迷惑・ソフトボール

今回のオリンピックでの団体競技は軒並み不振で、女子のソフトボールだけが目立った。 僕にとってソフトボールを見る楽しみのほとんどは、ピッチャーです。 あの投げ方はそうとうな高等技術だろうと思うし、とくに女子が投げている姿のほうが見ごたえがある…

内田樹という迷惑・親族の構造

もしも僕と内田氏が「殺すか殺されるか」の論戦をしたら、99パーセントの人が、殺されるのは僕のほうだと思っていることでしょう。しかし、じつは殺されるのは内田氏のほうかもしれない、という気持ちが僕にないわけではない。今のところひとりだけだが、「…

内田樹という迷惑・イカフライ神話

僕は、何も知らない。 しかし、知らない人間にしか知ることのできない領域というものがある、とも思っている。 人には、気づきたくない、ということがある。知らない人間は、そこに気づいてしまう。 内田氏の気づきたくないことを提出できれば、と思っている…

内田樹という迷惑・雑感

自分はなぜ同じことばかり書いてしまうのだろう。このことをある人から指摘されて、このところずっと気になっています。 内田氏は、矛盾があろうとなかろうと、口からでまかせを並べ立てて、「複数のボイスは美しい」などといって悦に入っておられる。 それ…

内田樹という迷惑・日本列島の米作り

keiさんから指摘されて、思い出したことがあります。 以前、お前の書き方はフーガみたいだな、と、ある人から言われたことがある。主旋律を繰り返し繰り返し変奏してゆく、という中世音楽の手法みたいだ、と。 いや、ほめられたのではない。ただ、そういう性…

内田樹という迷惑・この国の武道とオリンピック

柔道無差別級金メダリストの石井慧は、「スポーツじゃない、勝負です」と言った。 彼は、決勝までのすべての試合を一本勝ちで通過してきたのに、決勝だけは、あくまで勝負に徹し、相手に二つの「指導」を受けさせて優勢勝ちをおさめた。 そのとき彼は、みず…

内田樹という迷惑・女の社会参加

内田氏によれば、フェミニストの女たちが社会参加しようとするのは、「いくばくかの<権力>や<財貨>や<情報>や<名声>や<文化資本>」を得るためなのだそうです。 そして、すでにそれらをじゅうぶんに手に入れている彼は「そんなことはたいしたことじ…

内田樹という迷惑・「自分らしさ」という幻想

ブレンダン・ハンセンは、自分の身体能力という「自分らしさ」を追及した。 いっぽう北島康介は、「自分(の身体)」を忘れて「魚」になろうとした。 200メートル平泳ぎ決勝、最後の150メートルのターンをしたあとの水中姿勢で、まっすぐ伸びた北島の…

内田樹という迷惑・オリンピックと雑感

「誰もがスピード社の水着で結果を出しているわけではない」と北島康介は言った。 その通りだ。今回のオリンピックで最大のライバルであったハンセンは、スピード社の水着をつけてのぞんだ本国での選考会の200メートルで後半失速し、出場権を失った。 イマジ…

内田樹という迷惑・不愉快なこと

内田氏が、「こんな日本でよかったね」という著書の中で、ものすごく気味悪いことを言っています。 「イカフライ」氏が怒るはずだ、とあらためて思わせられました。 僕だって、むかついた。 他人を愚弄する、ものすごく差別的な発言です。 誰だって、つい口…

内田樹という迷惑・信頼関係

「瞳女王様」、という人からコメントをもらいました。おちょくられているのか励まされているのかよくわからないのだが、なんにしても高度な表現のメッセージだなあという印象です。 世の中には、いろんな人がいる。 もしも励まされているのなら、「ちくびが…

内田樹という迷惑・男と女のあいだ

養老孟司先生は、生き物になぜ「雌雄(オスとメス)」が発生したかということがどうしてもわからない、とても大事で気になることなのにどうしてもわからない、とおっしゃっています。 先生、それじゃあ困るのですよ。あなたは、学者でしょう。言ったからには…

内田樹という迷惑・オムツのいらない育て方

赤ん坊は、この世に生まれてきて、まず「空間=空気」と出会う。 そうして「おぎゃあ」と泣く。 いったいこの気配はなんだろうと、恐れおののく。 われわれは、この世にうまれてきて、まず「空間」=「ない」という世界に気づく。 そののちに、「ない」の反…

内田樹という迷惑・虚をつくテクニック

オリンピックもやっていることだし、スポーツに関することを少し書いてみます。 内田氏は、「虚をつく」というテクニックのことを次のように語っています。 _______________________________ 武道の稽古をしていると、不思議…

内田樹という迷惑・仏教と虐げられた弱者

「安愚多楽」というタイトルのブログの管理人が、こんなことを語っておられました。 仏教では、世界の悲惨、すなわち虐げられた弱者を朗らかに無邪気に肯定している、と。 かわいそうなのじゃない。弱者は、それじたいにおいて美しく、「イエス」と肯定され…

内田樹という迷惑・女性的なもの

内田氏の言う「女性的なもの」とは、「柔和さ、ぬくもり、癒し、受け入れ、寛容、慈愛、ふれあい、恥じらい、慎み深さ・・・・・・といった<贈与的なふるまい>」にあるのだそうです。 なんだか、あ然としてしまいます。よくもまあ照れもしないで、こんなくさい言…

内田樹という迷惑・言葉と主体

サッカーボールを蹴る。 蹴ったのは、「私の足」か、それとも「私」なのか。 つまり、どちらに「主体性」があるのか、という問題です。 「私の足」に決まっている。上手な選手ほど、そうやってボールを蹴っている。蹴ろうと思ったのは「私」であるが、蹴ると…

内田樹という迷惑・イエス!

このごろ、涙が出るほどうれしいコメントと、つまらない横槍が交互にやってくるようになった。 つまらない横槍を入れられると、悲しくなって、生きてあることの絶望や幻滅をしみじみ語りたくなってくる。 しかし僕には、しみじみ語れるような人格も文才もな…

内田樹という迷惑・うつしみ

「杉山巡」というハンドルネームの人のブログを読みました。 一日一日に点を打って生きる、と言ったのは立原正秋だが、僕がずっと気になっているこの言葉を、この人はすでに実践しているようにうかがえました。そういう思いで、その忘備録のようなひとことひ…

内田樹という迷惑・すみません

かんたんな道徳というか、エチケット・マナーの問題です。 「すみません」とあやまること。 内田氏はこういう。 昨日の自分と今日の自分は、べつの存在である。人間は、一日一日生まれ変わっている。根源的には、たしかにそういうことでしょう。だから、昨日…

内田樹という迷惑・女は世界の奴隷か?

「女は世界の奴隷か?」とジョン・レノンが言った。 子供を産んだり毎月の生理を抱えている女は穢れた存在である、と考える習俗は世界中にある、と内田氏が「こんな日本でよかったね」という新刊の中で言っています。 そして「穢れ」の語源についてのうんち…

内田樹という迷惑・言葉の交換というコミュニケーション

「コミュニケーション」なんて、幻想だ。 人と人の関係は、コミュニケーションの不可能性の上に成り立っている。 会話をするということは、コミュニケーションをすることではない。コミュニケーションの不可能性を共有し合うことだ。 心を伝えるのではない。…

内田樹という迷惑・くそ暑い

このくそ暑さは、まだまだ続くらしい。 とうぶんは、このくそ暑さを受け入れて生きてゆくしかない。 くそ暑くて、太陽の光がまぶしい。 しかしそうやって世界に気づいていれば、自分が貧しいことも恋人がいないことも忘れていられる。 世界に気づいていると…