2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「民衆」とはだれか?

1 民衆とは愚か存在である。しかしその「愚かさ」の向こうに、この世でもっとも深く豊かな知性や感性が生成している。 このブログの目的というかモチベーションは、十代のバカギャルから東大教授までを対象に問題提起してゆくことにある。 人類学や日本文化…

コロナと直立二足歩行の起源

1 こんなご時世だからコロナウイルスのことを書かねばという強迫観念は依然として続いているのだけれど、僕に書けることなどたかが知れているから、途方に暮れてしまう。 どうすればいいかとということなどまるでわからないし、これからどんな世の中になる…

疫病と祈祷

1 コロナウイルスのことを考えると、この国の政府・官僚の醜悪さばかり気になってうんざりしてしまう。それでも考えるのが人としてのたしなみだという強迫観念も付きまとうのだが、ひとまずこのブログのテーマである「人間とは何か」とか「日本人とは何か」…

「もう死んでもいい」と思うしかないのか

1 ここまで世界のコロナウイルス感染が進めば、われわれ低所得者層の老人はもう、死を覚悟するしかない。最終的には人類の7割が感染し、感染した老人の3割は重篤化して死んでゆく、といわれている。ワクチンができるまでにあと2年かかり、そのあいだにウ…

あきれ果てて、ものも言えない

1 承前 空々しい「緊急事態宣言」なんか出されても、なんのこっちゃ、という話である。 僕はすでに老人だし不健康な生き方をしてきたから、もしもコロナウイルスに感染したら、志村けんのようにあっという間に死んでしまうにちがいない。 それでも、とくに…

疫病の哲学

1 「感染爆発(オーバー・シュート)」などといっても、この国で完全な「都市封鎖」というのは難しいらしい。 法律的な問題だけでなく、歴史風土としての国民のメンタリティとか社会構造とかの問題もある。 四大文明発祥の地をはじめとする大陸の古代都市は…

かなしいコロナウイルス

1 このブログの現在のテーマは天皇制を中心にした日本文化論であったはずだが、ここにいたってはもう、何かコロナウイルスのこと以外のことを書いてはいけない気になってしまう。しかも、現在の政府や官僚の対応があまりにも愚劣で醜悪で、なんだかありえな…