2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

感想・2018年6月30日

<異次元の世界に遊ぶ> ある人が、生きるのはめんどうくさい、といっていました。 まったく生きることなんか、めんどうくさいばかりです。 それでも生きてしまうのは、世界が輝いているからだ。 生きねばならないわけでも生きたいわけでもないのに、それで…

感想・2018年6月29日

<これでいいじゃないか> ついでにもうひとつワールドカップサッカーの話。 日本対ポーランド戦、多くの人が最低の試合だったと評していた。 一点差で負けておけば決勝トーナメントに出られるということで、攻めることをやめてずっと自陣でボールを回し続け…

感想・2018年6月28日

……ドイツの涙…… ドイツが韓国に負けた。 サッカーワールドカップの話です。 最後のロスタイムに入って敗色濃厚になったそのとき、テレビの画面に観客席の若い女性の顔がアップで映された。ドイツからやってきたサポーターらしい。その頬にはドイツ国旗がペイ…

感想・2018年6月27日

「思想とは何か」街を行く知らない人はみな美しい。顔も見たことのない人はさらに美しく、そんな人がこの世のどこかに生きていることを思うのは、ひとつの希望にも慰めにもなる。 原初の人類は、他者の身体とのあいだに「空間=すきま」をつくろうとして二本…

感想・2018年6月26日

「人生の不始末」この二か月間、パソコンの編集画面にコメントが入ったことの表示が出なくなっていて、せっかくいただいたコメントに返信することを怠っていました。 はたちの無能さま 井の中のカメさま Hifumin36さま 本当にごめんなさい。せっかくいただ…

感想・2018年6月25日

「神道と天皇」というシリーズは、ひとまず休止します。 老い先短いことでもあるし、ここらで今までここに書いてきたものを「電子書籍」にしようと思い立ちました。 書きためたものはいくらでもあるし、その気になればすぐに何冊でもつくれるだろうと思った…

美しい庭園・神道と天皇(167)

1 一神教か多神教かという比較がよくなされる。ただひとつの神か、それともたくさんの神を信じるか。 一神教の神はこの世界(宇宙)のすべてをつくった存在で、多神教の場合は太陽をつくった神とか山をつくった神と海をつくった神とかいろいろ分かれている…

「超越的」ということ・神道と天皇(166)

1 今どきの政治家や官僚が嘘をほんとうのように言いくるめてくる態度はとても不愉快だし、それでいいのだと応援している一部の右翼勢力もいる。そしてこれは、宗教者と非宗教者、権力者と民衆との対比でもある。 権力志向が強いから、そういう卑劣なことが…

今どきの右翼は「やまとごころ」を知らなすぎる・神道と天皇(165

1 世の歴史家はどうして「原始社会は原始宗教(アニミズム)の上に成り立っていた」と決めつけるのだろう。つまり、原始人は迷信深かった、と。 迷信を信じるためには、この世界は何者かの作為や陰謀がはたらいている、ということが信じられていなければな…

千年の過去と千年の未来と・神道と天皇(163)

1 西洋社会における生の規範は、「神の教え=裁き」の上に成り立っている。だから西洋では「倫理学」というようなものが発達したわけだが、信仰心が薄い日本列島にはそういう絶対的な基準・規範はない。しかし、何もないというわけでもない。何もないまま大…

貨幣と資本主義と人間性・神道と天皇(162)

1 現在の社会情勢をあらわすのに「ポピュリズム」とか「反知性主義」というような言葉はあまり適切ではないのかもしれない。平たくいえばそうやって「頭が悪い」とか「偏差値が低い」というようなことを批判しているのだろうが、現在の世の中がおかしくなっ…