2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

女にはかなわないということ・神道と天皇(56)

1 起源としての天皇は、女だった。 そうとしか考えられない。 縄文時代以来の考古学的事実や伝統的なこの国の精神風土を検証してゆけば、どうしてもそういう結論に導かれてしまう。 「武士道」とか「大和魂」などとかっこつけていっても、しょせんは「女の…

女の覚悟・神道と天皇(55)

1 起源としての天皇は女だった、といってしまうと、多くの歴史家にとって、その考えが右翼的であれ左翼的であれ、あまり都合がよくないらしい。 もしも天皇が奈良盆地で自然発生してきた存在であるのなら、その歴史に最初から「万世一系」とか「男系相続」…

女の本能・神道と天皇(54)

1 「いつ死んでもいい」ということは、「死にたい」ということとは違う。その覚悟に、「死にたい」という欲望はない。 言わずもがなのあたりまえのことだが、人はいつ死ぬかわからない存在なのだから、いつ死んでもいいという覚悟で生きてゆくしかない。 と…

人の心から生きてあることの嘆きは消えない・神道と天皇(53)

1 神道の「かみ」は、「神(ゴッド)」ではない。それは、宗教ではない。古代の民衆の「かみ」に対する想いは、宗教に対する「拒否反応」から生まれてきた。宗教を拒否しつつ受け入れてゆく、そういう心の作法とともに「かみ」という言葉というか概念が生ま…

それは神のしわざか?・神道と天皇(52)

1 神道における「かみ」はあくまで「非存在」の対象であり、この世界をつくったのでも支配しているのでもない。 自然の不思議な現象や人生の運命のことを「神のしわざである」などといったりするが、それは神のことをすでに知っているからであり、そういう…

権力者の心と民衆の心・神道と天皇(51)

1 『古事記』は、「神」の系譜の物語である。 そしてその当時の貴族たちの系譜が、そのまま「かみ」の系譜に当てはめて記されてある。 今となっては、天武天皇が『古事記』を起草しようと発案したのかどうかということはわからない。それは、天皇の出自のこ…

おみくじ考・神道と天皇(50)

1 仏教は疫病を鎮めるための呪術として輸入された、と歴史文書には書かれてあるらしい。そのとき既成の神道と新規参入の仏教が呪術力を競ったのだとか。ばかばかしい。そのころの民衆は呪術などというものは知らなかったし、呪術としての神道など存在してい…

宗教は人を俗物にする・神道と天皇(49)

1 民主主義とは、いったいなんだろう。 猫も杓子も政治がどうたらこうたらと大騒ぎして語っているが、政治がそれほど立派なことだとは思わないし、国を背負って国の将来を決定する資格や権利や能力がいったい誰にあるのかとも思う。彼らは、権力が欲しいの…

幽体離脱は超常現象か?・神道と天皇(48)

1 あなたは「国」というものを信じますか? 右翼であれ左翼であれ、「よい国にしなければならない」というとき、自分の存在理由は「国」の上に成り立っている、と信じられている。 全共闘運動に熱中していった団塊世代は、「国」というものを信じていた。そ…