2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

どこかでだれかがコロナウイルスで苦しんでいる

1 この国の政府場当たり的による場当たり的なコロナウイルス対策のことで、欧米からのさまざまな批判を浴びているらしい。 そりゃあそうだろう、こんなにも愚劣で醜悪な政府や官僚がしていることだもの。彼らはもう、そういう「今だけ金だけ自分だけ」とい…

日本的で東洋的な現代貨幣理論

1 国会における「桜を見る会」の総理大臣の答弁はもはやあきれるほど下品で惨憺たるものだが、そのまわりに群がってやりたい放題に勝手なことをしている人間たちがたくさんいることも、ある意味でさらに不愉快なことだ。 個人的な感想を言わせていただくな…

彼らはなぜMMTを忌み嫌うのか

1 「日本終わってる」……の大合唱が起こりはじめている。 貧富の格差はどんどん進んでゆくし、ヘイトや差別や分断やハラスメントやメンヘラが蔓延していて、こんな国で暮らしてゆくのは地獄だ、と思う人はたくさんいる。 しかしそれでも世界は輝いていて、そ…

沈黙交易と、等価交換という幻想と、現代貨幣理論

1 原始時代のきらきら光る貝殻や石粒の貨幣は、「交換の道具」ではなく、「贈与=捧げもの」の形見だった。 それは、衣食住のものよりももっと大切なものだった。というか、大切さの質が決定的に違っていた。前者は異次元的超越的な存在で、後者は現世的地…

世界は輝いているか……ここだけの現代貨幣理論

1 承前 貨幣の起源と本質について考えてゆくと、MMTがそれと矛盾していないことがわかる。 ips細胞だって、細胞の起源と本質にかなっているから実現したのだろう。 人間社会の多くの問題は、とりあえず起源のところまでさかのぼって考えてみないと解…

祭りのあとのかなしみと現代貨幣理論

1 京都市長選で、福山和人候補が負けてしまった。あんなにも盛り上がっていたのに、応援していた人たちはそうとうなショックだったにちがいなく、悶々として眠られぬ一夜になったことだろう。 今回は、権力者である現職の候補と反権力の市民派二人の三つ巴…