祝福論(やまとことばの語源)・閑話休題

なんだか妙な展開になってきて、かなり戸惑っています。
この事態にどう対処すればいいのか、僕にはよくわかりません。
のりを」さん。
あなたの姪御さんは、どこかで深く傷つく体験をされたらしい。
生きていられないくらい、深く傷ついた。
しかしその敵が「BLOODY−R]さんだというところが、どうもよくわからない。
彼を敵にしておく限り、あなたは安全です。反撃されないでもすむ。なぜなら彼は、あなたの本当の敵ではないからです。
本当の敵と対峙するのは怖くてとてもできないから、「BLOODY−R]さんを身代わりに仕立て上げた、ということかな、と思わないではありません。
そりゃあ、怖いでしょう。本当の敵は、マムシのように執念深くてものすごく凶悪です。
僕もそんな凶悪な相手にこれでもかこれでもかとまとわりつかれたことがあるし、もしかしたら、今なお見えない背後にまとわりつかれているのかもしれません。
そりゃあ、怖いです。気味悪いです。
考えることのレベルも発想力も、まるで俗っぽくてすっからかんなのだけれど、しつこくまとわりついて相手をいたぶり続けるかけひきの技術と執念深さとあつかましさだけは、何か並外れたものを持っているらしい。
これは、人間や社会に対する怨念の問題ですからね。われわれにはかなうべくもない。
やられちゃいますよ。怖いですよ。気味悪いですよ。
俺はお前よりちゃんと考えているぞ、というところだけは僕は何十回も示したし、実に多くのギャラリーがそれを認めてくれたのだけれど、そのつど相手は、ろくな反論も立てられないくせに僕をののしるエネルギーだけは無尽蔵に持っていた。
そりゃあ、怖いですよ。気味悪いですよ。
はっきり言ってどう対処すればいいかなんて、僕にはわからない。
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僕は、「ゆかのやまとことば」というブログを尊敬しています。
あんなにも緻密に問題を整理してゆく能力や教養は、僕にはない。
今にして思えば、とても繊細で傷つきやすい人にちがいなく、そんなひとをいたぶって世間への恨みを晴らしていたその凶悪な敵の内面世界を想像すると、ぞっとします。
彼もまた、ゆかさんが相手なら傷つけられる心配はないと踏んで、徹底的に攻撃してきたのでしょう。ゆかさんの繊細さや傷つきやすさを狙って集中攻撃してきた。相手の繊細さや傷つきやすさにつけ込んで攻撃してゆくなんて、ほんとに愚劣です。どうしようもなく下種な人間のすることです。強い人間や美しい人間や清らかな人間は、絶対そういうことをしない。
おそらく、そうです。僕は、その辺のいきさつはまったく知らないのだけれど、僕があの男から連日のようにののしられ始めたとき、誰かが、「ゆかのときとそっくりだな。きっともう、ブログを閉鎖するまでやめないぜ」とコメントしてきたのを、今思い出しました。
しかし、あなたが、「BLOODY−R]さんを標的にしているかぎり、本当の敵は、まるで無罪放免になったような心地でほくそえんでいるのですよ。そうしてこんどは、ほんとうに「BLOODY−R]を語って新たなブログつぶしに乗り出すかもしれないのですよ。それでいいのですか。他人のハンドルネームを盗用することなんかなんとも思っていない人間なのですよ。
あなたは、その敵のことは「悪ぶっている」だけだというが、それはたぶんごまかしです。あなたがそう思いたいだけです。
本当に、どうしようもなくくだらない性根の持ち主です。たぶんそれは、一生直らないでしょう。いい人ぶって正義ぶって相手をつぶしにかかる、これが常套手段です。悪ぶってなんかいない。悪ぶっていられるほど人に好かれて生きてきたわけではないのです。嫌われっぱなしで生きてきたのです。
人間は、いい人ぶって正義ぶって相手を攻撃するのですよ。
悪ぶっている人間は、攻撃なんかしないし、できない。悪ぶっている人間には、相手を攻撃する大義名分がないのです。
「悪ぶる」なんて、人に好かれる人間のとる照れ隠しのポーズです。
嫌われ者は、いつだっていい人ぶるのです。正義ぶるのです。
そんな凶悪な人間のターゲットにされてしまったゆかさんを、僕はどうしてやることもできない。その繊細な傷つきやすさを抱きしめてやりたいと思うけど、思うこと以上のことは、僕には何もできない。
その敵の脳みそがいかに薄っぺらで俗っぽくイメージ貧困かということを、僕は、半永久的に書き続け、誰よりも深くえぐり出すことができる自信はあります。
でも、あほを批判するなんて、不毛すぎます。
僕だって、世界中を敵に回してもこのことだけはいっておきたい、という事柄はやっぱりあるわけで、できることならあんなあほに関わりたくない、考えたくもない。
そしたらもう、包丁を持って本人に会いに行くのがいちばんかな、とよく思います。ゆかさんの繊細な傷つきやすさのことを思うと、なおそんな風に思えてきます。
ゆかさんが、どんなに苦しんで混乱しても、敵は、何も反省しないですよ。後ろめたさのかけらも抱かないですよ。俺には人間を攻撃する権利と資格があると思っているのだから。それをしてもかまわないくらい、さんざん人に嫌われ蔑まれして生きてきたらしいのです。
あなたが苦しんで狂って死んでしまって、やっと俺の人生の帳尻が合う、と思っている人間なのですよ。
あなたがそんなにも苦しくて狂ってしまいそうであるのなら、僕はもう、包丁を持ってあの男に会いに行くしかないじゃないですか。
あなたにしてやれることなんか何もないし、ただもうこのやりきれなさを、俺はいったいどこにぶつければいいんだ、と思うばかりです。
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あの男はほんとはいい人で悪ぶっている、なんて、そんなことうそです。あなたのごまかしです。
そういうことにして、あの男にまとわりつかれている自分の心をごまかしなぐさめているだけです。あの男のことを、自分の心から引きはがせないことのいいわけです。
「あの男」が「BLOODY−R]さんであることにしてしまえば、もう「あの男」は「あの男」ではなくなってしまう。そうやって、「あの男」を自分の心から引きはがそうとしているだけです。
あなたは、「あの男」を「あの男」として見ることを怖がっている。怖いから、「BLOODY−R]さんにしてしまった。
そこまであなたを追い詰めてしまった「あの男」の執念深さや凶悪さは本当に空恐ろしいし、その事実は無念です。
しかしあなただって、そうやって自分をごまかしているということは知るべきでしょう。
あの男は、「BLOODY−R]さんのような「いいひとだけど悪ぶっている」というタイプの人間ではないのです。
あの男は、ものすごく凶悪で、どうしようもない俗物で、あほで、人間らしい愛情やあたたかみなんてこれっぽっちもない冷血動物です。
そのことはもう、つらくても認めるしかないんだ。じっさいそうなのだから。
逆に言えば、そこまで幻滅できないところがあなたの限界なんだ。
人間なんて、信じられないくらい凶悪な生き物になれる存在なのですよ。信じられないくらい冷酷無残になれるのですよ。そういうサンプルとしてあの男が存在するのです。ナチの強制収容所のことなんか引っ張り出さなくても、人間がいかにグロテスクな存在になれるかということは、僕はあの男を眺めれば十分だと思っています。
あなたがこんなにも苦しんで狂い死にしそうになっているのに、あの男はまだいい気になってあちこち出没し、獲物を狙い続けているのですよ。
「悪ぶってる」なんて、ごまかしてもだめです。
幻滅しきることです。
あの男の無残な凶悪さも、冷酷さも、こそ泥みたいな卑怯なずるがしこさも、俗物根性丸出しのステレオタイプで底の浅い思考回路も、ぜんぶ正視して幻滅しきるしかないのだと思います。
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ほんとは、「万葉集の重層性」について書いてみたかったのですけどね、今日はもう、これで力尽きました。