2016-03-01から1日間の記事一覧

「かなしみ」という解放・ネアンデルタール人論129

1 ヴィンセント・ギャロの『バッファロー66』という映画の主人公は、ラスト近くで進退窮まったように「もう生きられない」とつぶやいて泣き崩れるのだが、そこから心が華やぎ、つまりどうしようもなく愚かなひねくれ者にすぎなかった主人公が愛とか世界の…