2014-07-09から1日間の記事一覧

女の世界・源氏物語の男と女11(終わり)

1 生きてあることのかなしみやいたたまれなさは、直立二足歩行の開始以来の人間であることの与件です。この生はそうした「嘆き」にまとわりつかれてある。日本人は、そうした「嘆き」や「まとわりつかれている」ということにことのほか敏感な民族です。何か…