2012-08-17から1日間の記事一覧

「漂泊論」66・「消える」という身体主観性

1・何はともあれ「身体の孤立性」の問題なのだ 旅は、身体の「孤立性」を確保しようとする行為である。 原初の人類は、密集しすぎた群れの中でたがいの身体が接触することを嫌って二本の足で立ち上がった。そのようにして歴史がはじまったのであれば、人間…