2014-09-26から1日間の記事一覧

かなしみとときめきの文化人類学23(終わり)

1 人間がどうしてきらきら光るものが好きかというと、どうやらそこに「死の華やぎ」を見ているらしい。それを古代の日本人は「かなし」といった。人の心は、その喪失感とともに華やいでゆく。 日本人にとっての死は、きらきら輝きながら自然の中に溶けて消…